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#9 Social Interaction with Dr. Teruhiro Okuyama – Part 2

1:24:15
 
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奥山輝大さん(@Teru_Okuyama)ゲスト回後編。メダカ論文の裏話、利根川進先生と一緒に研究をすること、LOF/GOF一辺倒の研究に対して思うこと、などをお話しいただきました。

Show Notes:

  • もうまんたい…ナインティナイン岡村主演の映画、無問題 (1999年)
  • やくさく…池谷先生が主宰する研究室、薬品作用学教室(薬作)のこと
  • (大学院時代の)大ボス…久保健雄先生のこと
  • 武田研…武田洋幸先生のラボのこと
  • Adult Neurogenesis…生体脳でのニューロン新生。神経幹細胞がニューロンに分化するのは(主に)胎生期から幼年期のみであるが、齧歯類等では、生体脳においても脳室下帯や海馬歯状回で神経新生が起こり、既存の回路に組み込まれる。この機能的意義が2000年頃から報告され始め、2010年頃に盛んに研究されていた。レビューはこちら
  • Paul…神経新生の記憶への関与や、遠隔記憶、CREBなどの研究で有名なトロントのPaul Franklandのこと。Sheena Josselynの夫でもある。
  • アルバレスブイリヤ…UCSFで神経新生をやっているArturo Alvarez-Buyllaのこと
  • Forward Genetics…ランダムに遺伝子変異を入れ、ある特定の表現型について異常が出た個体に着目し、表現型の責任遺伝子を同定するアプローチのこと
  • ゴナドトロピン…スクリーニングで釣れてきたCXCR4/7が真に効いていた下流、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(gonadotropin releasing hormone 3:GnRH3)ニューロンのこと
  • 吉良のタスク…この論文 A Neural Implementation of Wald’s Sequential Probability Ratio Test
  • シャドレン…コロンビア大(当時UW)のMichael Shadlenのこと。サルで意思決定を研究。
  • アピール…論文が不当な理由でrejectになった際にエディターに抗議し、判断が覆るよう交渉すること。
  • Peter Stern…Scienceの神経科学系論文を扱っているエディター
  • オファー…Deisserothラボで以下の仕事をやってWeizmann Instituteで独立したOfer Yizer
  • EI balance and social ~…Neocortical excitation/inhibition balance in information processing and social dysfunction。一度の光照射で長時間開口するStep function opsinを使ってPL/IL神経細胞の興奮と抑制のバランスを変化させ、E/Iの上昇がマウスの社会性を損なわせることを示唆した
  • ハーバードがやらかす…ニュース記事はこちら ”Harvard Draws Backlash for Telling Students 'You May Wish You Weren't Asian' on Anti-Racism Page
  • 佐々木先生…薬作の佐々木拓哉さんのこと
  • 田尾さん…奥山ラボ助教、田尾賢太郎さんのこと
  • キャサリン…ハーバードのCatherine Dulacのこと。子育て行動の神経基盤などを研究。
  • デイビッド…CaltechのDavid Andersonのこと。社会性行動、特に性行動、攻撃行動等の神経基盤を研究。
  • 複数個体の記録…この論文とかこの論文とか
  • かりごう…David Andersonラボの苅郷友美さんのこと
  • Inside Out…Buzsakiの本。Podcastでのインタビューはこちら 脳を、外界の情報を処理してoutputを出す器官ではなく、既存の自発的な神経活動パターンを外界の情報や自分の行動に当てはめている器官という見方をしよう…みたいな。
  • クリストフ・コッホ…Allen InstituteのChristof Kochのこと。『意識』を生み出す神経基盤、意識に対応する神経活動、意識の定量方法の研究など
  • いしきぼう…クリストフ・コッホによる一般向けの本『意識をめぐる冒険』の略
  • 録って出し…未編集で公開すること
  • 洲崎さん…洲崎悦生さん(@Suishess)のこと

Editorial Notes:

  • 前編・後編のまさかの大ストーリーになりましたが、後編も聞き直していて楽しかったです。後編では、自分のこれまでの研究者人生を振り返る時間が多かったですが、こうして思い返すと、成功体験よりも失敗体験から学んでいる事が多いですね。関係ないですが、僕はたぶん「無問題」の映画は見たことないです。(奥山)
  • 実は4時間にわたる収録だった今回!収録は勿論、確認作業にもお時間を割いて頂いた奥山先生、そして丁寧なmixをして頂いた萩原さんに改めて感謝感謝です。(宮脇)
  • 数年後にディレクターズカット出せたらいいな〜。(萩原)
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Show Notes:

  • もうまんたい…ナインティナイン岡村主演の映画、無問題 (1999年)
  • やくさく…池谷先生が主宰する研究室、薬品作用学教室(薬作)のこと
  • (大学院時代の)大ボス…久保健雄先生のこと
  • 武田研…武田洋幸先生のラボのこと
  • Adult Neurogenesis…生体脳でのニューロン新生。神経幹細胞がニューロンに分化するのは(主に)胎生期から幼年期のみであるが、齧歯類等では、生体脳においても脳室下帯や海馬歯状回で神経新生が起こり、既存の回路に組み込まれる。この機能的意義が2000年頃から報告され始め、2010年頃に盛んに研究されていた。レビューはこちら
  • Paul…神経新生の記憶への関与や、遠隔記憶、CREBなどの研究で有名なトロントのPaul Franklandのこと。Sheena Josselynの夫でもある。
  • アルバレスブイリヤ…UCSFで神経新生をやっているArturo Alvarez-Buyllaのこと
  • Forward Genetics…ランダムに遺伝子変異を入れ、ある特定の表現型について異常が出た個体に着目し、表現型の責任遺伝子を同定するアプローチのこと
  • ゴナドトロピン…スクリーニングで釣れてきたCXCR4/7が真に効いていた下流、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(gonadotropin releasing hormone 3:GnRH3)ニューロンのこと
  • 吉良のタスク…この論文 A Neural Implementation of Wald’s Sequential Probability Ratio Test
  • シャドレン…コロンビア大(当時UW)のMichael Shadlenのこと。サルで意思決定を研究。
  • アピール…論文が不当な理由でrejectになった際にエディターに抗議し、判断が覆るよう交渉すること。
  • Peter Stern…Scienceの神経科学系論文を扱っているエディター
  • オファー…Deisserothラボで以下の仕事をやってWeizmann Instituteで独立したOfer Yizer
  • EI balance and social ~…Neocortical excitation/inhibition balance in information processing and social dysfunction。一度の光照射で長時間開口するStep function opsinを使ってPL/IL神経細胞の興奮と抑制のバランスを変化させ、E/Iの上昇がマウスの社会性を損なわせることを示唆した
  • ハーバードがやらかす…ニュース記事はこちら ”Harvard Draws Backlash for Telling Students 'You May Wish You Weren't Asian' on Anti-Racism Page
  • 佐々木先生…薬作の佐々木拓哉さんのこと
  • 田尾さん…奥山ラボ助教、田尾賢太郎さんのこと
  • キャサリン…ハーバードのCatherine Dulacのこと。子育て行動の神経基盤などを研究。
  • デイビッド…CaltechのDavid Andersonのこと。社会性行動、特に性行動、攻撃行動等の神経基盤を研究。
  • 複数個体の記録…この論文とかこの論文とか
  • かりごう…David Andersonラボの苅郷友美さんのこと
  • Inside Out…Buzsakiの本。Podcastでのインタビューはこちら 脳を、外界の情報を処理してoutputを出す器官ではなく、既存の自発的な神経活動パターンを外界の情報や自分の行動に当てはめている器官という見方をしよう…みたいな。
  • クリストフ・コッホ…Allen InstituteのChristof Kochのこと。『意識』を生み出す神経基盤、意識に対応する神経活動、意識の定量方法の研究など
  • いしきぼう…クリストフ・コッホによる一般向けの本『意識をめぐる冒険』の略
  • 録って出し…未編集で公開すること
  • 洲崎さん…洲崎悦生さん(@Suishess)のこと

Editorial Notes:

  • 前編・後編のまさかの大ストーリーになりましたが、後編も聞き直していて楽しかったです。後編では、自分のこれまでの研究者人生を振り返る時間が多かったですが、こうして思い返すと、成功体験よりも失敗体験から学んでいる事が多いですね。関係ないですが、僕はたぶん「無問題」の映画は見たことないです。(奥山)
  • 実は4時間にわたる収録だった今回!収録は勿論、確認作業にもお時間を割いて頂いた奥山先生、そして丁寧なmixをして頂いた萩原さんに改めて感謝感謝です。(宮脇)
  • 数年後にディレクターズカット出せたらいいな〜。(萩原)
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